東武伊勢崎線@(浅草)



『東武鉄道 伊勢崎線』

「浅草」〜「伊勢崎」間

●路線距離:114.5km
●軌間:1067mm
●複線区間:
  浅草 - 業平橋間
  曳舟 - 北千住間
  北越谷 - 館林間

●複々線区間:
  業平橋(押上) - 曳舟間 (1.3km)

●単線区間:
 館林 - 伊勢崎間 (39.9km)

●電化区間:全線電化


『東武伊勢崎線』は『東武東上線』と共に
『東武鉄道』の中核を成す路線の一つで、
日本の私鉄では最長の一路線での距離を持っています。

また複々線区間も、日本の私鉄では最長の長さを持っています。

そんな『東武鉄道』ですが、『本線』と呼ばれる路線がないため、
実質的にこの『東武伊勢崎線』と『東武日光線』が『本線』と言われ、
また誤解されている事も多いようです。


またこの『東武伊勢崎線』は相互直通運転も積極的に行い、
『東京メトロ 日比谷線』は開業当初から、
『東京メトロ 半蔵門線』〜『東急 田園都市線』はつい2000年に
開通し、『東京メトロ』2路線と直通しています。

色々と路線系統も豊富な点も、『東武伊勢崎線』の特徴でしょう。


浅草
3面4線

東京メトロ
銀座線に乗り換え→

東京都交通局(都営)
浅草線に乗り換え→

首都圏新都市交通
つくばエクスプレスに乗り換え→


そんな『東武伊勢崎線』のターミナルステーションとなっているのが、
この「浅草駅」です。

この「浅草駅」、私鉄のターミナルステーションに関わらず、
あの『山手線』の駅から離れている。
そのため、利用しづらいのが現状でしょう。

さらに「浅草駅」には、独特の駅の特徴があり、
色々な制約を受けています。



御覧のように、この「浅草駅」
頭端式ホームで、出口が見えるほど、ホームの長さが短くなっているのです。

特急列車も停車できる駅ながら、
6両編成までしか入ってくる事ができません。

一応1番ホームだけは8両編成も入れますが、
またある事情により後方2両はドアカットされます。



こちらは1番線ホームですが、御覧のように、
8両編成は、ぎりぎりまで車両を入れなければ入りきらないようになっています。



そして、駅構内自体もあまり広くはないため、
休日は御覧のような混雑となってしまいます。



特急車両もやってくる「浅草駅」では、
特急専用ホームも存在します。



「浅草駅」の特急専用ホームは、特急券がなければ
入る事が出来ないようになっています。

駅のホーム構成としては、

1/2番線
『伊勢崎線』
普通 北千住・竹ノ塚・北越谷方面
区間急行・区間準急 北千住・春日部・東武動物公園・
久喜・館林・太田方面
『日光線』
南栗橋・新栃木方面

3./4番線
(特急専用ホーム)
 『伊勢崎線』
 特急 「りょうもう」 館林・伊勢崎
『桐生線』
新桐生・赤城
『佐野線』
葛生方面
『日光線』
特急 「スペーシアけごん」・「きりふり」 南栗橋・栃木・東武日光方面
「スペーシアきぬ」・「ゆのさと」 栃木
『鬼怒川線』
鬼怒川温泉方面
『宇都宮線』
特急 「しもつけ」栃木・壬生・東武宇都宮方面

5番線
 『伊勢崎線』
快速・区間快速 春日部・栃木・東武日光・鬼怒川温泉・
『野岩鉄道会津鬼怒川線』
直通 会津高原尾瀬口・
『会津鉄道会津線』
直通 会津田島方面


となっています。
一見すると複雑ですが、
種別ごとにホームが分かれていることを理解すれば、
それほど把握するのは難しくありません。



こちらは、北口です。
正面口と違い、ガード下にあってあまり目立ちません。
自動改札機や券売機の数も少ないが、
人の利用は多いようです。



そして、ホームです。
隅田川にかかる橋梁の上に一部はみ出しており、
このように前方に向かって大きく湾曲しています。
しかも、先端に行くにしたがって
どんどんホームが細くなっているため、
歩く際は注意が必要です。



カーブしている部分は、
こんなにホームとの間が開いてしまっています。



ホーム先端部は、こんなに狭くなっているのです。







1番ホームに入る電車とは、
ここまで接近する事になります。
2番ホームの電車から見ていると、まるで衝突するのではないかというほど
接近してきてしまうのです。



「浅草駅」に入線する側から見ると、ここまでカーブしています。



「浅草駅」を出発します。
複線になっても、隅田川橋梁にかかるまで
まだカーブが続きます。

東武伊勢崎線A 浅草〜(押上)〜曳舟へ→

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